第10回、一目均衡表、後編

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(受講生:フルカバー君)

小次郎講師直伝、チャートの極意 第10回

一目均衡表、後編

さあ、いよいよ小次郎講師の十八番、一目均衡表の核心部分ですよ~~~。

一目均衡表分析

※一目均衡表は経済変動総研に著作権があります。
※参考文献、一目山人著「一目均衡表」7部作

1、一目均衡表の各線

一目均衡表の5つの線は「転換線・基準線・先行スパン1・先行スパン2」の4つの線と「遅行スパン」に分かれます。

一目均衡表の4つの線には次の特徴があります。

【一目均衡表の4つの線の特徴】
・トレンドがあるときには間隔が開き、4つの線が支持線・抵抗線となる。
・もみあい相場では4つの線はどんどんくっつきだし、横這いとなる。その横這いの線がもみあいの中心を示す。

■トレンド時

①転換線で支えられて上昇。
安定した上昇トレンドは転換線に支えられて上昇します。転換線に支えられて上昇しているトレンドを発見すると強い上昇トレンドだとわかります。

②上昇トレンドが基準線まで押して反発。
安定した上昇トレンドもやがて押し目を迎えます。このとき、押し目の反発ラインとなりやすいのが基準線です。逆に言うと基準線で反発する相場は安定していると言えます。

③上昇トレンドが先行スパン1(雲の上限)まで押して反発。
上昇トレンドの中で深い押しが雲の上限まで押します。ここで戻して再度上昇になるケースはたくさんありますが、やはり上昇の勢いが少し変調をきたしたという認識になります。

④上昇トレンドが先行スパン2(雲の下限)まで押して反発。
上昇トレンドが土俵際まで追い詰められて、後一歩で終了というところからかろうじて上昇トレンドを継続させたというのが雲の下限での反発です。現状の危機は凌ぐことが出来ましたが、やはりもう上昇トレンドに勢いはなく、トレンド終了近しという気分になります。

⑤上昇トレンドが先行スパン2(雲の下限)を割り込む。
上昇トレンドが終了したことが明確になります。一目均衡表で言う三役逆転はこのときに起こります。

※下降トレンド時はこの逆となります。

■もみあい時

もみあい時、一目均衡表の各線は横這いになり、どんどんくっついていきます。その横這いになった線がもみあいの中心を示します。もみあいの中心がわかれば、しだいにもみあいが変化していく様子をつかむことが出来、もみあい放れをいち早く見抜くことが出来るようになります。

■遅行スパン

【遅行スパンを究める】
・計算式・・・終値を26日前に描画
・意味・・・26日前の価格と比較。26日前に買った人が現在どういう損益かがわかる。

遅行スパンのポイントは26日前(日足以外では26本前)との比較です。26日というのは基本数値ですが、上昇トレンドにしても下降トレンドにしても1波動が26本前後になりやすいという特徴があります。

遅行スパンが価格(ローソク足)の上にあるということは、その価格で買った人は26日後利益だということがわかります。遅行スパンが価格(ローソク足)の下にあるということは、その価格で買った人は26日後に損失だということがわかります。

遅行スパンの好転逆転とは、この26日前に買っていた人が損失から利益に、利益から損失に変わる変化点を教えてくれます。

このように遅行スパンはローソク足との関係を見るのですが、単に儲かっている損しているではなくて、その儲け(損)がどれくらいの大きさか、それが広がっているのか減っているのかを把握することが大切です。

2、波動

波動は3波動が基本です。
第1波動をI波動、第2波動をV波動と言い、第3波動をN波動と呼びます。

N波動は次の5つに分かれます。

・上昇のN波動・・・高値が切り上がり、安値も切り上がる
・下降のN波動・・・高値が切り下がり、安値も切り下がる
・もみあいのN波動・・・高値・安値とも変わらず。
・もみあいのP波動・・・高値は切り下がり、安値は切り上がる。(三角持ち合い)
・もみあいのY波動・・・高値は切り上がり、安値は切り下がる。

1波動目2波動目ではまだトレンドはわかりませんが、3波動(N波動)が出来上がった瞬間にその形で現在のトレンドが浮き上がります。

そして価格変動は三波動が連続して5波動にも7波動にもなります。

3、時間(基本数値・対等数値)

価格は時間の経過とともに変化します。上昇トレンドでもスタートしたばかりの上昇トレンドとある程度の期間を経た後の上昇トレンドでは意味合いが違いますし、もみあい相場でもスタートしたばかりと期間を経た後では様相が違います。
一目山人氏は時間の経過に重点を置き、研究した結果、変化しやすい時間を見つけ出しました。これを基本数値と呼びます。

■基本数値

・単純基本数値
9、17、26
※一目均衡表の数値はすべて現在の足を1本目と数えた計算です。
・主な基本数値
33、42、51、65、76、83、97、101

これらの数値は全て代表基本数値の組み合わせで出来ています。また、これ以外でも代表基本数値の組み合わせで出来ているものは全て基本数値となります。
33=17+17-1
42=17+26-1
51=26+26-1
65=17×4-3
76=26×3-2
83=17×2+26×2-3
97=17×6-5
101=26×4-3

※一目均衡表の数え方は現在の足を1本目とするため、代表基本数値を組み合わせたとき中間の1本が二重に計算されることになります。そこで組み合わせた数に応じてその数を引く必要があります。

(閑話休題)
ときどき一目均衡表の基本数値26を1か月の営業日数と勘違いしている人がいて、1か月の営業日数が現在変わってきたのでその基本数値も変更したほうがいいのではないかという意見をネット上で見かけます。
基本数値26は月間の営業日数から導きだされたものではなく、一目山人氏は自然科学、哲学、数学、その他ありとあらゆる学問と検証の結果、時間の謎を突き詰め、研究の末、導きだされたものです。よって日足だけでなく、すべての足で共通して現在も通用します。


ソ、ソ、ソクラテスか、プラトンか?ニ、ニ、ニーチェか、サルトルか?みんな悩んで大きくなった!

いくらなんでもそれは古いでしょ。古カバーくん!?
野坂昭如先生のご冥福をこころよりお祈り申し上げます。

■対等数値

天底の時間、天井から天井の時間、底から底の時間は、ある期間同じ数値が繰り返し出てきます。これを対等数値と呼びます。対等数値も基本数値がよく出てきます。

■変化日

重要な天底、重要な変化日から基本数値・対等数値経過した時間を変化日(変化時間)と呼びます。
変化日は変化しやすい時間的経過を表したものですが、そこで必ず変化すると考えるのではなく、変化日にどのような動きをするかで分析をするのが正しい姿勢です。つまり、変化しやすいときに変化しないのは基調が強いという風に判断します。
また重要な時間に重要な価格をつけているかどうかが変化を見抜く鍵となります。

4、価格(計算値)方

上昇トレンド・下降トレンドが出来上がったとき、価格がどこを目標として動いていくかが一目均衡表では見抜くことができます。それを計算値と言います。計算値にはE計算値、N計算値、V計算値、NT計算値があります。

計算値は決して神秘的なものではありません。たとえば、価格が安定的に上昇している中、ABCの3点がわかれば、次にDがどこら辺の位置になるかは推測出来るわけです。

ですから、一目均衡表の計算値を使うときの心構えは、大体ここら辺が変化しやすいところと大雑把に捉えれば大変参考になりますが、計算した価格の位置で必ず変化すると考えてしまうと誤解を生じます。


だいぶ難しくなってきた。読者のみなさま、いかがですか???

ノイズを気にせず、楽しんで読んでくださいね!

■4つの計算値

計算値の考え方は価格変動には中心があるという考え方から来ています。一目均衡表が半値線で出来ているということを前回勉強しましたが、それもまた価格変動の中心を追い求めている作業です。

計算値は価格変動の中心を見つければ、その後の動きを予測出来るという理論に基づいています。4つの計算値は価格変動の中心地を第二波動の中間に置くという考え方のN計算値、B地点を中心地とするE計算値、C地点を中心とするNT計算値となっています。
そしてV計算値はB地点から下がった分だけ、その後B地点から上昇するという意味でやはりB地点が中心地となっています。

5、総合分析

「波動」「時間」「価格」はそれぞれ別物ではなくワンセットのものです。波動を見極めると、その1波動毎が基本数値になりやすいということに気がつきます。また上昇のN波動、下降のN波動を見つけるとその3波目は上記の計算値のいずれかになっていることが多いということもわかります。
「波動」「時間」「価格」がひとつのものと分かれば、重要な時間に重要な価格に到達すると変化しやすいということもよくわかります。

変化日にしろ、計算値にしろ、必ずその日に変化するとか、その計算値に向けて必ず動くと思うと誤解をしてしまいますが、そこら辺が変化しやすい時間、そこら辺が変化しやすい価格とアバウトに捉えると、それを知っていることは大いに役立ちます。

一目均衡表はまず、この「波動」「時間」「価格」の認識の元に、5つの線を駆使した細部分析を加えて、完璧なものとなります。

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