第5回、RSIの極意

世界最高レベルのチャート分析を日本一わかりやすく!

アヴァトレード・ジャパン✖小次郎講師PRESENTS特別企画!!

(受講生:フルカバー君)

小次郎講師直伝、チャートの極意 第05回

RSIの極意

小次郎先生、、、ちょっと知恵熱が 汗

フルカバーくんにはボラティリティが効くかも。
相場で肝を冷やしましょう!!

RSI分析

1、RSIとは?

J.W.ワイルダー氏が1878年発表したもっともポピュラーなオシレーター系指標です。Relative Strength Indexというのが正式の名称では日本語では相対力指数と呼ばれます。相場の過熱状況を示し、買われすぎ、売られすぎが判断できるので主に逆張りトレードで使用されることが多いようです。しかし、使い方には若干の注意が必要なのでこのコラムでしっかりと学んで活用してください。

ワイルダー氏はテクニカル分析の世界では偉人中の偉人。パラボリック、ATR、DMI、ピボット等一人でいくつもの有名なテクニカル指標を発表しました。中でもこのRSIが最も有名です。

2、計算式

RSI=A÷(A+B)×100
A:n日間の値上がり幅の平均
B:n日間の値下がり幅の平均
※nは通常14を使う。

値上がり幅とは前日比を使います。前日比とは前日の終値と本日の終値の差ですね。これがプラスであれば値上がりした日とし、これがマイナスであれば値下がりした日とします。
パラメーターの14はワイルダー氏が奨める数字です。ワイルダー氏が作ったテクニカル指標はほとんど14が標準のパラメーターになっています。
これはワイルダー氏の研究結果、あらゆるものには28日周期があるとしており、その半期である14日を重要視しました。ということで、RSIを使うときは特種な事情がない限り14を使うのが一般的です。

3、計算式の意味

RSIの計算式は難しくありませんね。14日間の値動きを上昇と下降に分けて、上昇分が全体の何%になるかというのを示したものです。最後に100をかけるのは数値を%で表現するためのものですね。0.35であれば35%というわけです。

例をあげてみましょう。14日間のうちに上昇した日が10日間でその上昇分の合計が100円だったとします。下降した日が4日間でその下降分の合計が40円だったとします。14日間の全体の値動きは上げ下げを合計すると140円。その中で上昇分が100円。とすると、
RSI=(100円÷140円)×100=0.714×100=71.4(%)
答え、現在のRSIは71.4%です。

4、計算式はどこを見ているのか?

かつてひとりのテクニカルアナリストが買方と売方の力関係の変化を数値で表せないかと研究しました。そこでひとつの考え方を思いつきました。過去何日間の中で上昇した日が何日、下降した日が何日ということを計算すれば、買い勢力の強さ、売り勢力の強さが数値で表せるのではないかと。買方の勢いが強い時期は上昇の日が多くなる、売方の勢いが強い時期は下降の日が多くなる。当たり前のことですね。
その考え方で生み出されたテクニカル指標がサイコロジカルライン。"psychological"(心理的な)といういかめしい名前がついた指標です。計算式は

サイコロジカルライン=n日間の中で上昇した日数÷n×100

というシンプルなものです。つまり10日間の中で7日間上昇した3日間下降したということであれば、サイコロジカルラインは70%となります。

これでも買い勢力の強さを測る一つの指標とはなるのですが、例外が多いのです。たとえば、9日間10円ずつ上がって10日目に100円下がったとするとその10日間の値動きは10円の下落ということになるのですが、サイコロジカルラインでは90%という、大変買方が強いという話になってきます。

そこで、何日上がった、何日下がったではなくて、その期間内に合計してどれくらい上がったか、合計してどれくらい下がったかで買方と売方の力関係を出した方が正確なのではということになりました。そして生まれたのがRSIなのです。

RSIが50以上であれば買い勢力が強く、RSIが50以下であれば売り勢力が強いとわかります。

5、RSIの買いシグナル・売りシグナル

・70%以上買われすぎ
・30%以下売られすぎ

これはオシレーター系テクニカル指標の中では最も有名なシグナルだと思いますが、買われすぎ=売りサイン、売られすぎ=買いサインと誤解してしまうと失敗をしてしまいます。
買われすぎはもうそろそろ利益確定の売りが出てくるかもしれないので注意が必要。売られすぎはもうそろそろ利益確定の買いが出てくるかもしれないので注意が必要という注意信号だと思ってください。

6、買いシグナル、売りシグナルの理由

RSIを指標誕生の歴史からお話してきましたが、計算式を正しく認識するとRSIの本質は買い勢力が強くなると数値がどんどん大きくなる。売り勢力が強くなると数値がどんどん小さくなるということです。
買い勢力と売り勢力が均衡するのは50%のところであり、RSIは0から100まで動く指数ですから、50を超えたところから買方優勢となり、100に近づけば近づくほど買い勢力が強いということを表しているという認識をまず持つことが大切です。
逆に50を下回ったところから売方優勢となり、0に近づけば近づくほど売り勢力が強いということを表しています。

では買われすぎ、売られすぎという話がどこから出てきたのでしょうか?

たとえば、RSIが0とはどういう状態でしょうか?それは計算式を理解していればあっという間にわかりますね。14日間に上昇した日が1日も無かったということです。逆にRSI100というのはどういう状態かというと14日間毎日上昇したということです。
14日間連続下落、14日間連続上昇というのは理論的にはありえますが、実際の相場ではほとんど見かけることがありません。つまり、RSIは100とか100近辺、0とか0近辺をほとんど付けることがない指数なのです。

では50を超えると買方優勢として、どれくらいの数値が安定的な上昇相場のRSIになるのでしょうか?

市場では買方と売方が毎日争っています。通常は1日上がれば翌日は下がり、1日下がれば翌日は上がるというのが売方と買方が均衡が取れている状態です。そしてそこから買い方が優勢になったとしても、一方的に毎日上昇ということはありません。安定的な上昇相場で2日上がって1日下がるというのが標準です。

仮に毎日の変動幅が一定とすると、1日目100円上がって、2日目100円上がって、3日目に100円下がるというのが標準的な上げ相場です。このような状態になったときにRSIの数値はいくらになるでしょうか?全体の値動きの3分の2が上昇分ですからRSI=66.6となります。逆に安定下降を2日下がって1日上昇と考えると、RSI3=33.3%が安定下降時のRSIとなります。

・安定上昇時のRSI・・・66.6%
・安定下降時のRSI・・・33.3%

するとRSIが70を超える、RSIが30を下回るというのは確かに標準的な上昇より買われすぎている、標準的な下降より売られすぎているということになります。

しかし、ここでRSI70超えを買われすぎ=売りサイン、RSI30割れを売られすぎ=買いサインと短絡的に思ってしまうと大きな勘違いをしてしまいます。

※RSI30割れを買いサイン、70超えを売りサインとしたときの失敗例

下降過程の初期に30割れが出現し、上昇過程の初期に70超えが出現してしまいます。

正しく、30割れは売りが勢いづいている、70超えは買いが勢いづいている、しかし、トレンドの中期以降では利益確定が出てくるのもこのポイントである。そして相場の終盤はその利益確定とともにトレンドも反転してしまうことがある、と認識をしていれば有効に使える指標です。

【RSIの極意】
・RSIが70を超えて数値が大きくなるほど、買い勢力が勢いづいていることを示します。それをきっかけに相場が加速度を付けて上昇してくることが想定されます。
・しかし、それと同時に、利益確定の売りが出てきやすいのもこの時期です。トレンドの中盤以降では利益確定売りが特に出てきやすいので注意しましょう。
・そして、トレンドの終盤では利益確定の売りが重なることによって、一気に天井打ちムードになり、そのまま下がってしまうこともあります。
つまりRSIを正しく使うためにはトレンドの初期なのか、中盤なのか、終盤なのかという認識が必要です。
・RSIを注意信号と捉えると、RSIが注意信号を出した後に、価格がどう動くかをしっかりと確認してください。価格のうごきに合わせた売買が必要です。

口座開設

当コンテンツは為替相場等に関連する一般的な情報の提供を目的としたコラムです。特定の投資方法等を推奨するものではなく、また投資の勧誘を目的とするものでもありません。
コンテンツの内容につきましては万全を期すよう管理しておりますが、その正確性や普遍性を当社や執筆者が保証するものではありません。記載内容に因り万が一損失が発生した場合においても、当社及び執筆者は一切の責任を負うことは出来ませんので、ご了承のうえでご参照ください。
当コンテンツの無断転用や再配布は固く禁じます。