「やってはいけないこれだけの理由」 昨年の値動きを忘れずにやってはいけない

2023年12月18日

以前に掲載した「歴史は繰り返す・・・過去の動きを忘れてやってはいけない」で

FXも歴史を繰り返すことを記載しました。

昨年の動きなんかは関係なく、今年は今年、今は今だという方もいるでしょうが、実は違います。

昨年12月の値動きを知らないでやってはいけない

12月7日に植田日銀総裁が参院財政金融委員会で

「年末から来年にかけて、一段とチャレンジングになると思っている」と発言して

大幅に円高に傾いたのを覚えているかと思われます。

では、なぜあれだけ円高が進んだのでしょうか?

昨年を振り返ってみると、12月17日の日経新聞に「政府、日銀との共同声明見直し論」との報道が流れ

2%の物価上昇目標の達成時期や範囲をより柔軟にし、表現の一部を修正との内容を報じました。

市場は瞬間的な円買いとなりましたが、影響は限られたものでした。

しかし、20日の日銀政策決定会合で長短金利操作の運用に関し、

長期金利の許容変動幅を従来の「±0.25%程度」から「±0.5%程度」に拡大すると発表すると、一転円が急伸しました。

ドル円は当日の高値から7円弱の円高・ドル安が進行したのです。

そして今年の12月7日には、この値動きを昨年経験している米系ファンド勢は、

同じことを繰り返して、同じようにやられたくはないと即時に反応し、急激に円買いが進んだわけです。

12月7日時点では、まだドルロング・円ショート志向が多かった市場参加者も

昨年の動きを覚えていたら、円ロングにしなくても、とりあえずポジションを閉めることが出来たでしょう。

いよいよ今週最後の大イベント

さて、今週18-19日にいよいよ今年最後の日銀政策決定会合が開かれます。

植田日銀総裁及び日銀がどのような判断を下すかはわかりません。

しかし、昨年の動きを覚えていれば、どの程度相場が動くかなど判断する材料として使えます。

 

「市場は同じようなことを繰り返す」ことを忘れてやってはいけないでしょう。

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