以前、「FXの世界のギャンブル依存症・・・このような人はFXもやってはいけない」
で、スポーツ賭博だけでなく、FXの世界でもギャンブル依存症になるという例を記載してきました。
スポーツ賭博に関しては4月上旬に、連邦検察の訴状が明らかになりましたが、あまりにもこれまで私が見てきたFXのギャンブル依存症たちと詳細が似ているために、改めてスポーツ賭博とFX賭博との共通性を示しこのような傾向がある方は直ちにFXもやめてほしいと願う次第です。
バンプ
報道を読んだ方はすでに既報となっていますが、賭博で負けが込んでくると「バンプ」を願い出たようです。「バンプ」とは違法賭博の隠語で、賭けられる上限の金額を引き上げることです。
掛け金がこれまでの1だったものは2になれば、儲けは当然のように倍になります。「儲けが倍」ということは依存症に陥っている人にとっては、すぐに稼げる・取り戻せるの思考に陥ります。
「損しても倍」ということは理解はしていても、理解しようとしません。
今度こそは儲かるという、思考回路になっています。これがいわゆる依存症の怖さです。
FX界のバンプ
FXの世界でも、役職などより、自分が保持できるアマウントが決まっています。
ディーラー(ここで書いているディーラーは証拠金でFXを売買している方たちではなくいわゆるインベストメント・バンクのFXディーラーたち)は駆け出しのころは、1本から5本(100万ドルから500万ドル)だったものが経験や責任度などのよって変わってきます。10本、20本とどんどん増えていきます。
FXの世界では個人投資家は自分の積み増している証拠金により、取引できる金額が決まっていますが
上述のようなFXディーラーは管理が難しい面があります。
トレードの入力は自動的に入ってくる取引もありますが、手入力取引もあることで隠そうと思えば隠す手段はいくらでもあります。
都合の悪い(損をしてしまっている)取引の入力を削除したり、手入力取引のものを敢えて入力を怠ったりできます。
FXで依存症になり、損失を積み増すディーラーは、上司たちの了承を得ずに勝手にこっそりと「バンプ」をしてしまい、損失が溜まってドツボにハマります。
しかも、このようなことを行うディーラーは依存症に陥っていることで、何度も繰り返します。
Sという依存症に陥ったディーラーは、初めに勤めていた大手米系証券で損失を隠し逃走
依存症になると嘘もうまくなるようで、なぜかその後も転職が成功するわけですが・・・
その後も欧州銀行、邦銀と転職するたびに同様の行為を繰り返しました。
個人投資家もバンプをやったら、FXをやめよう
上述のように個人投資家は積み増している証拠金の範囲内でしか取引はできませんしFXディーラーのように、取引を隠すなどはできません。
ただし、証拠金内でも損失を取り戻すために、これまでは「1」という単位で取引していたものを「2」もしくはそれ以上で取引をしたり、損失を取り戻すために証拠金をさらに積み増すなどの行為をするようでしたら、それは依存症に陥る一歩手前と思ってください。
そして依存症は病気ですので、自分の力では抜け出せません。
バンプをするならFXはやめた方が良いでしょう。